私が幸福になろうと思ってしていることは、身も心もきれいにすることです。
一つ目は、机や引き出しの中をなるべく空っぽにすることです。すべての引き出しを空にするのは難しいですし、何のために引き出しがあるのかわからないですから、なるべく空にするという意味です。
私の経験では、引き出しの中の状態というのはそのときの自分の頭の中の状態を、見事に表していると思います。要するに、机の引き出しがごちゃごちゃしているときは、自分の思考回路もこんがらがっているということです。
引き出しを例にあげましたが、パソコンで言うならファイルをきちんと整理できていないことも、同じことだと思っています。そういうときは、なぜか仕事もはかどらないとか失敗が多いとか良くない状況を招いているのです。
そこで、引き出しの中身を全て出して要らないものは潔く捨てます。必要なものが明らかになりますので、少なくなった中身を整理整頓していくのです。
すると、ある引き出しが空になります。こう書くと当たり前のことと言われてしまいそうですが、この後に新しい分野に挑戦する意欲がわいたり、良い知らせが入ったりするのです。ずっと悩まされていた病気が良くなったこともあります。
恐らくは自分の気持ちがすっきりとしたことによって、表情が前向きになるので運が向いてくるのかなと考えています。
二つ目は、周りの人に笑顔で接することです。私はもともとニコニコしている子供であったと思いますが、大人になると気を抜いていない顔をしていなければ!と思ってしまって笑顔が少なくなりました。
うまくいかないなあと悩んでいるときに、口角を上げると幸せになると聞いて鏡の前でやってみたのです。でも、ひとりでニッコリしているのがむなしくなり、だったら周りの人に笑顔を向ければいいじゃないかと思い立ったのです。
これが、効果てきめんでした。一番良いと思うのが、赤ちゃんや小さな子供にニッコリして話しかけることです。すれ違っただけの見ず知らずの赤ちゃんで良いのです。
こちらが笑顔を向けると、ほとんどの赤ちゃんはニッコリ私に微笑んでくれます。これだけでも生きていて良かったと幸福になれます。そしてそうされると「可愛いですね。」と思わずうれしさいっぱいの一言を発してしまいますよね。
するとその子のママも嬉しそうに「ありがとうございます。」と言ってくれるのです。こうして、幸せのキャッチボールをするだけで心が満たされ、仕事場でも家庭でもご機嫌な心持ちでいられます。
これを始めてからは、うまくいかないループから脱出できました。
以上の二つが私の幸せになるための実践法です。