思い出

友達が好きだった彼との恋

友達が好きだった彼との恋

私は若い時にある憧れの職業に就くために、その専門の知識を学んだり資格を取ることが出来る専門学校に通っていました。

そしてそのクラスの中で仲良くする友達が何人か出来て、いつも一緒に勉強したり、時には学校をさぼって遊びに行ったり、たまにお互いの家に泊まりに行って楽しい時間を過ごしていました。

・Kちゃんの恋が上手くいくよう応援する

そんな仲良しのグループの中には、何事にも積極的なムードメーカーのKちゃんがいました。

そして彼女は同じクラスの男子の中で好きな子が出来ました。

それを知った私たち仲間は彼女の恋を成就させるために、彼女とその彼の接点を意図的に作るように努力したり、彼の情報が何か入るたびにKちゃんに報告して作戦を立てていました。

私はKちゃんのことが大好きだったので、彼女の恋が上手く行くことを願って一生懸命でしたので、何度か、彼に彼女と話をしてくれるようにお願いしたこともあります。

でもそんな一生懸命な私のことを、その彼は気に掛けるようになったみたいです。

そしてある日、彼が私に「ちょっと話したいことがあるから時間を作ってほしい」と言ってきたのでビックリしたのですが、もしかしたらKちゃんとの付き合いについての相談かもしれないと思って、その日の夕方に学校から少し離れた街中にあるカフェで彼と待ち合わせて話をしました。

そして私は私たち仲間の努力とKちゃんの思いが実って、彼の気持ちが開きだしたのだとばかり思っていました。

そしてそのための相談なら、快く引き受けて、Kちゃんとその彼の関係が近くなるために頑張ろうと思っていました。

・彼からの告白

でも彼の口から出た言葉は「〇〇さん(私)のことがずっと気になっているんだ。出来たらお付き合いして欲しい」というような私への告白でした。

私はすごくビックリしましたし、Kちゃんのために頑張ってきたのでショックを受けました。

あまりの衝撃にその時には上手く返答が出来なくて、すぐにそのカフェを出て帰りました。

そしてその後、よく考えてみても、Kちゃんの気持ちを考えたら、私がその彼とお付き合いすることは出来ない、絶対に止めた方が良いと思いました。

大好きなKちゃんの気持ちを傷つけることになるはずですし、今まで仲良くやってきた絆もダメになると思ったら、その彼とお付き合いする勇気はありませんでした。

・ついにお付き合いをする

でもその彼からのアプローチはどんどん強くなっていきました。

彼は私のことをどんなに思っているか、大事に思っているかを熱く語ってきましたし、私が困っている時に助けてくれることもありました。

そんな時期がしばらく続くと、私も彼への気持ちが止められなくなっていきました。

「やってはいけない」という気持ちが強くある一方で、彼への気持ちも強くなってしまって、とうとう私たちはお付き合いをすることになりました。

でもKちゃんやその周りの友達には絶対にいうことが出来ませんでしたので、みんなに隠れてバレない様にお付き合いするしかありませんでした。

・まとめ

それから彼とは数年しかお付き合いが続きませんでした。

やっぱり、やってはいけないと思いながら始めたお付き合いでしたので、上手く行かなかったのかもしれないなと思いました。

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