思い出

忘れられない若き日の恋の思い出

今回は、私の過ちについてお話ししたいと思います。

それは、若さ故の恋の過ちでした。

私は大学をミッション系の女子大で過ごしました。

その時、第二外国語の講師をしていた先生に出会いました。

初めて先生を見た時の第一印象は、「何だかパッとしない人」と言ったものでした。

ダボダボで、ベージュのシワクチャのスーツを着て、眼鏡をかけた先生はお世辞にも、かっこいいとか素敵とか言える感じではありませんでした。

しかし、先生の授業は熱心で、分かりやすく、引き込まれていきました。

もともと語学の勉強が苦手な私にとって、それは、初めてのことでした。

そして、それは他の学生も同じらしく、授業が終わった後、先生の周りには、分からなかったところを質問する学生であふれ返っていました。

そんな感じで授業を受けるうちに、次第に私は先生に惹かれていきました。

自分でも戸惑いながらも、その気持ちを抑えることができなくなっていました。

だんだん思い詰めた私は、自分の思いを先生に伝えたいと考えるようになっていきました。

ちょうどそんな時、先生が結婚していると言う噂が立ち始めました。

噂話が好きなのは、何もおばさんばかりではではなく、女子大生も同じだったようです。

そのため、授業中に「先生、結婚してるって本当ですか?」と学生が質問しました。

先生は、恥ずかしそうに頭をかきながら「うん、一応ね」と答えました。

私は、頭を打たれたようにガックリしましたが、ある程度想定したことだったので、そこまで打ちひしがれることはありませんでした。

そして、「仕方ない仕方ない」と自分に言い聞かせながら、先生を諦めようとしました。

しかし、諦めようとすればするほど、先生への思いは深まっていきました。

そして、諦めるためにも、先生に自分の気持ちを伝えようと決心しました。

ある日の授業が終わり、学校から帰る先生を捕まえて、思いを伝えました。

もちろん、先生は「ごめんね」と断りました。

必ずそうなると、思っていたので、私は不思議と傷つくことはありませんでした。

その後も変わらず接してくれる先生に、私は、やはり素敵な人だと思いました。

そして、先生の授業の最終日、私は先生に「一度、デートしてください」と伝えました。

先生は、「一度、コーヒーでも飲もう」と答え、二人で喫茶店でコーヒーを飲みました。

その後、先生は私を抱きしめ、「君は魅力的だよ」と言ってくれました。

そして、私と先生は別れ二度と会うことはありませんでした。

私の行為も先生の行為も、決して許されるものではありません。

しかし、私にとっては忘れられない思い出となりました。


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