同じ職場によく旦那さんの悪口をいう人がいます。
彼女の旦那さんは、帰ってきたら靴下を脱いでそこらへんに置く、「飯」「茶」など命令するように彼女を使うなど、イラッとすることが多いそうです。
子供がいれば離婚をすると子供がかわいそうであることや、養育費の問題などがあるので離婚しにくいと思いますが、彼女には子供がいなかったので大きな問題はなく、離婚を考えていました。
しかし、なかなか離婚ができません。旦那さんが認めてくれないのです。
何度か離婚届に印鑑を押すように彼女からお願いをしたけれど、目の前でビリビリに破かれてしまいました。
「俺がお前のためにどれだけ働いていると思っているんだ」
「お前は俺のために家のことをやるのが当然だろう」といわれてしまいました。
この話を聞いたとき、彼女の旦那さんは彼女のことを奴隷のように扱っていると思いました。
女は夫のために尽くすのが当たり前、そんな風に思っているのでしょうか。
現代は男女平等社会だといわれていますが、まだこのような男尊女卑の考え方を持っている人がいるようです。
離婚届をビリビリに破かれてしまった彼女ですが、彼女もあきらめてはいません。
何度も何度も離婚届を突き付けたそうです。
そのたびにビリビリに破かれてしまいますが、決してめげません。彼女の根気強さには驚きました。
裁判所に相談をしたらどうかと彼女に提案をしたのですが、裁判をすると費用が高そうだと気にしていました。
また、不倫など相手が悪いことをしていれば有利に進められることが期待できますが、そういったものとは違うので、裁判をしても勝てるか自信がないそうです。
彼女自身でいろいろ調べていたみたいで、離婚カウンセラーという存在を知り相談をしました。
夫婦2人だけの話し合いでは「離婚する」「離婚しない」で平行線になってしまってましたが、離婚カウンセラーという第三者を間に挟むことで離婚に関して夫婦できちんと話し合うことができたそうです。
何度かカウンセリングに通ってやっと旦那さんが納得してくれて、離婚をしました。
離婚前は愚痴ばかりの人でしたが、今は以前よりも明るく過ごしています。
夫婦の問題を誰かに相談するのは恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんが、夫婦だけで解決が難しいときにはカウンセラーなどに相談するとよいと思います。
相談できる場所はいろいろあると思うので、自分にあったところを見つければ離婚がスムーズにいくかもしれません。
第三者を間に挟んでやっと離婚成立