子供のおもちゃや家具など、生活するうえで必要なものがあります。
こういったもの買おうと思うと数千円はします。
それを節約するために手作りしているドケチな人が近所にいました。
彼女は椅子を自分で作ってしまったそうです。
木材を切ったり、組み合わせたりするのには技術がいるので、「自分で椅子を作るなんてすごい!」と思ったのですが、私が思っていたような椅子ではありませんでした。
彼女が作ったのは牛乳パックの椅子です。
牛乳パックを24個ほど用意します。
これを開いて底部分を三角形に切り、牛乳パックを三角形に折りたたみ、開かないようにテープで固定をします。
これを24個分作ってから組み合わせていきます。
牛乳パックをひとまとめにすると六角形になります。
全体をガムテープで巻いて崩れないようにします。
底と上部に六角形に切ったダンボール箱を貼りつけます。
最後に包装紙や布で椅子全体を覆ったら完成です。
扇子も牛乳パックで作れるのだそうです。
牛乳パックを2個用意し、開いてから16個分ほどに切ります。
16枚すべての上下に穴を開けて、組み立てると完成します。
エコな点は環境のことを考えていて偉いなと思いますが、風を送るとともに牛乳のニオイがしそうです。
見せてもらったらなかなかきれいに作られていて驚きました。
ですが、ゴミとして捨てられてしまいがちな牛乳パックで作ってしまうなんて、節約に対する心構えが違います。
子供のおもちゃも手作りしてしまいます。
インターネットで検索をすると、ペーパークラフトの型紙が見つかります。
これをプリントして車や動物などのおもちゃを作るのだそうです。
車の場合、型を切って組み立てれば完成するのですが、これにひと工夫します。
車のタイヤをペットボトルキャップで作ってしまうのです。
キャップを4つ用意し、キャップの真ん中にキリで穴を開けます。
竹串の両側にキャップを通したものを2つ作り、これをタイヤにします。
タイヤがくるくると回って、ちゃんと車を動かすことができます。
工夫次第で完成度の高いおもちゃを作れてすごいです。
節約しながらも子供が楽しめるものを作れるとは感心しました。
ただ紙なのですぐにボロボロになってしまいます。
工夫をすればいろいろなものを作れるし、環境に配慮することができるし、こういった点は素晴らしいと思います。
しかし、あれもこれも捨てられてしまいがちなもので作っていて、なんだか侘しく感じてしまいました。
手作りで節約する人