失恋

先輩との辛い思い出

好きな人に告白するのには勇気が要ります。

「もしも断られたら、相手と気まずい雰囲気になるかもな」

「これまでと同じように関われなくなるかもな」など、いろいろなことを考えてしまいます。

しかし、好きだという気持ちを抑えておくことができません。

断られてしまっても辛いし、かといって何もせずにいるのも辛いです。

そこで、思い切って告白をすることにしました。

相手は一つ上の大学の先輩です。

サークルが同じで知り合いました。

ちょうど桜が満開の季節です。

先輩を誘って二人でお花見に行き、そこで告白をしようと思いました。

お花見をするならお弁当が必要です。

デパートに行けば彩り豊かで美味しそうなお弁当がたくさん並んでいます。

こういったものでも喜んでもらえるとは思いますが、女の子なので料理ができるところを見せたいです。

「男の胃袋をつかめ」といわれるように、料理ができる女の子はもてると思います。

しかし、私は凝った料理ができません。

お弁当の定番の卵焼き、おにぎり、タコさんウインナーくらいだったら作れますが、これでは女子力を見せつけることができません。

そこで、友人に料理を教えてもらうことにしました。

友人は料理上手で卵焼き一つにしても私が作るものよりもずっとおいしいです。

卵焼きの場合は、ちゃんとダシを取って使っているし、お弁当に入れる場合は片栗粉を混ぜて時間が経ってもパサパサしないように工夫をしたりしているのだそうです。

友人に教えてもらったおかげで、お花見当日は卵焼き、稲荷寿司、花の形に切った人参や大根を使った煮物、タケノコと青菜の焼きびたしなど作ることができました。

お花見のときには告白することを考えてドキドキして、桜どころではありませんでした。

そして、お弁当の時間。

告白することにしました。

お弁当を広げてさあ食べよう、そして告白しようと思ったとき、先輩が言った言葉に私はショックを受けました。

「俺の彼女も料理が上手なんだよね」

私は先輩に彼女がいることを知りませんでした。

はじめに確認しておけばよかったのです。

それなのにかってに張り切ってお弁当を作って、一人でワクワク・ドキドキしていたのです。

私は告白をする前にふられてしまいました。

好きな先輩にこっちを向いて欲しかったし、そのために慣れないけれど一生懸命お弁当を作りました。

それなのにふられてしまい、その日は先輩と駅で別れるまで頑張っていたけれど、帰ってずっと泣いていました。

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