結婚して2年過ぎた頃、義理姉から「あなた、不妊症なの?」と言われました。
結婚する前から何でも思ったことを口にする人だなと思い苦手だったのですが、この言葉でさらに嫌いになりました。
私は子供が大好きで結婚したらすぐに子供が欲しいと思っていたので、結婚して1年経っても子供ができない為、色々と調べてみたんです。
一般的に結婚して避妊せず通常の夫婦生活を送っていれば、だいたい1年ぐらいで妊娠することが多いと知りました。
1年経っても妊娠しない場合は不妊症だと知り、すごくショックを受けたんですよね。
夫は病院へ行くことを拒否しました。理由は「恥ずかしいし、そこまでして子供が欲しくない」と言うんです。
私は焦っていたのですぐにでも病院へ行き検査をしたかったのですが、「妊娠できない身体です」と言われるのが怖いという気持ちもあり、まずは妊活サプリメントなどを飲んで妊活をすることにしました。
規則正しい生活をして、ストレスを溜めず、妊活サプリメントを飲みバランスの良い食事をとるように心がけました。
若い頃から冷え性なのですが、冷え性だと妊娠しにくいと知り積極的に冷え性対策もしました。
もう30代なので周りの友人はみんな子持ちですし、結婚して子供ができないのは私だけだったので、本当に苦しかったです。
友人達が出産したらお祝いは渡しますが、心から「おめでとう」と言えず、そんな自分が嫌で情けないと思い涙がでました。
妊活しても妊娠しなくて毎日辛い思いをしている時に、義理姉や姑から「病院へ行ったら?あなた、どこか悪いんじゃない?」と嫌味を言われ、このことを夫に話したらなんとか病院へ連れて行くことに納得してくれたんです。
検査結果ですが、基本検査で夫婦二人とも異常が見つからず、がっかりしました。異常が見つかれば治療をして妊娠できる可能性が高くなると思ったのでショックでした。
でも、医師からタイミング療法をすすめられ夫も真剣に妊活に取り組んでくれるようになったので、少し前に進んだかなとホっとしました。
その後、1年ぐらいで妊娠することができたので本当に嬉しかったですね。
タイミング療法をしている時は、もう「妊娠できなくてもいいや」と少し開き直って自分の趣味を楽しみ、ストレスを溜めずに生活をしていたことが良かったのかもしれません。
すぐに妊娠できる人達には、私の気持ちは理解できないことを知りました。
不妊がきっかけで、もっと人に優しくなろうということを勉強できたので今は良い経験だったと思っています。