有名百貨店で働いていたときに、夫になる男性と出会い、恋愛をして結婚をしました。
結婚してすぐに子供が生まれて、理想の家庭になったと心を穏やかに過ごしていました。
その後も、次々と子供が生まれて3人目を妊娠しているときに、夫の不倫が発覚しました。
しかも相手は自分も百貨店で働いていたときの同僚で、さらに相手も妊娠しているということでした。
自分も妊娠しているのに、結果的に夫は浮気相手と再婚したいと思っているとぬけぬけと言い張ったので愛想が尽きて離婚をしました。
離婚をするときに親権は自分が持ちますが、慰謝料と養育費はしっかり払うように弁護士の立ち合いで書類を交わしました。
離婚して数か月は養育費がちゃんと支払われていましたが、その後は全く支払われません。
むかついて、相手の家に乗り込んだこともありますが、開き直った態度をとられるのでこっちのストレスがたまり精神が不安定になるので縁を切ることにしました。
幸い、関西に住んでいましたが自治体がシングルマザーのために府営住宅を優先的に貸してくれることになりました。
子供が3人いるので自分が働かなければなりませんが、まだ小さいので保育園の空きもなく、働くことができません。
慰謝料としてまとまったお金をもらいましたが、それと実家の援助で食いつなぐ日々になりました。
家賃は安いといっても数万円かかりますし、食費は子どもの健康のために安いものばかりを食べさせるわけにはいきません。
元夫への意地として、子供は絶対に立派に育ててやると思ったので、とにかく必死でした。
食費を抑えるために、夕方8時で閉まるスーパーには7時に到着するように行って、お肉などの生鮮食品は割引になるものを購入します。
最初は恥ずかしいという気持ちがあったのですが、結構見ていたら値引きを目当てに訪れるお客さんが多いことに気づきました。
お惣菜などは取り合いになっているの見たら、貧乏だから安いものを購入して自己防衛しているんだと考えると悪いことではないから堂々としようという気持ちになりました。
母は強いという言葉がありますが、その時にようやく理解できたように感じました。
家計簿をつけるときに、割引適用されたものも定価で記すようにしたら、1ヶ月にトータルで8千円ほどお得に買い物ができたことがわかりました。
まだ子供は小さいですが、もう少し成長したら我が家の経済状況を把握するようになります。
その時にうちが貧乏だから部活や習い事、進学をあきらめることがないように今から頑張っています。