生きた心地がしない

公園遊具での2度の事故

公園遊具での2度の事故

私は公園で2度生きた心地がしなかった事故を経験しました。

大人になった今でも覚えておりますが、年齢は小学生の頃、内容は高所からの落下です。

公園遊具には、ある程度の高度に上がる遊具があります。

例として、ジャングルジムやブランコなどでしょう。

私の場合、このどちらの遊具も大好きで、かなりの頻度で公園に通い遊んでいたと記憶しております。

・公園は貸し切り状態

ジャングルジムは優に大人の身長を超えるものがほとんどですし、ブランコなんかもスリルを求めてつい勢いをつけてしまいます。

これらの遊具で遊んでいた際、私は落下しました。

落下は仕方ないとしてもその後が問題でした。

当時、子どもの遊ぶ声に対する苦情が学校に入ったことを皮切りに、それを気にして外で遊ばせる親も少なくなりました。

よって公園で遊ぶ子どもが激減し、公園は貸し切り状態です。

子ども達ももちろん、それを見守る大人の姿もない公園での事故は、誰も助けを呼べません。

私の場合、2度非常に危険な状態になりました。

・ジャングルジムからの飛び降りでの捻挫

1度目は、ジャングルジムからの飛び降りでの捻挫で、その場から動く事ができませんでした。

最初は、飛び降りという危険な行為が咎められることを恐れて、しばらくひとりで何とかしようとしていたと記憶しております。

しかし、立ち上がることもできず日が暮れ、怖くなってやっと大声で助けを呼びました。

結果として、偶然通りがかったご年配の夫婦の方に助けていただいて難を逃れましたが、私の場合、両親が共働きなので発覚が遅れた際の恐怖は今考えても計り知れません。

・ブランコでの落下事故

2度目に生きた心地がしなかった出来事は、ブランコで立ち漕ぎを行った際の落下事故です。

この時は私は胸を打ちました。起きた症状としては、息を吐き出せず呼吸が止まり、声も出せませんでした。

おそらく落下の衝撃で肺と気孔が閉じたのでしょう。

意識はあったのですが、声が出せない、1度目の事故と同様人が全くいない状況でしたので、パニックになったと記憶しております。

この時は、本当にここで終わると思いました。

落下後、ひたすら息を吸って、吸ってを繰り返していました。それしか出来なかったのです。

その行動が功を奏して、1分ほどで呼吸が可能となり症状が治りました。

しかし、小学生で1分の呼吸ができなかったことを考えると、今でも生きた心地がしません。

そして、事故の後父母に激しく怒られここでも生きた心地がしなかったです。

子どもを無人に晒すとは、そうした事なのだと我が身ながら強く感じました。


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