私は高校卒業後、専門学校に進みました。理由は受験勉強が嫌だったからです。
高校では常によい成績を取らなければならないと思っていて、中間試験や期末試験の前には猛勉強をしました。
もちろん、試験前だけ一生懸命勉強をするだけではよい成績はとれないので、普段から予習復習は欠かせません。
趣味の時間なんてありません。
試験の前には普段以上に勉強、勉強の毎日が続き、学年でも上位の点数をとらなければというプレッシャーがあったので、憂うつになっていました。
そのため、試験前は精神的に辛いです。
学校の試験でも憂うつになってしまうようなので、大学受験はもっと憂うつになってしまうはずです。
こんな辛い思いはしたくありません。
そのため、受験勉強をしなくてもよい専門学校に進学することにしました。
しかし、この選択がしくじりでした。
私が進んだ専門学校は動物看護に関するものです。
これまで進学校に通っていたので周りはまじめな子ばかりだったのですが、専門学校にはいろいろな人がやってきて、不真面目な人もいます。
動物看護の勉強では実習が多くあり、不真面目な人と一緒に実習をしなければならないことがあります。
これが苦痛でした。私はこれまで勉強、勉強でまじめにやってきたので、不真面目なことが耐えられないのです。
また、実習では人の目も気になってしまいました。
勉強ばかりで人とのかかわりが少なかったため、人とのかかわり方がよくわかりません。
変に思われていないだろうかと常に気にしていました。
このような状態だったため、学校に通うことが辛くなってしまい、次第にうつ状態になっていきました。
そして、もう限界だと感じて学校を退学しました。
この選択もしくじりでした。
専門学校に通い続けていれば動物看護の仕事につけたかもしれないのに、学校をやめてしまったのでアルバイト生活です。
アルバイトのお給料はあまり高くはありません。
そのお給料の中から専門学校に通うために借りていたローンを返さなければなりません。
しかも、アルバイト先も人のうわさをする人がいたりしてつらい環境です。どこにいてもつらい状態でした。
このことから、逃げで選んではいけないと学びました。
受験が嫌だからそこから逃げて専門学校に通う、学校の人間関係が嫌だから退学する、こういった逃げが原因でさらにつらい状況を招いてしまったのです。
辛いからと逃げてばかりいないで、ときには向き合っていく必要があると学びました。
逃げた人生のしくじり