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ドケチな上司

ドケチな上司

私が以前、働いていた職場の上司は家を2軒も所有していると自慢する人でした。

ずっと住んでいた東京に1軒、その後に働いていた場所に1軒の家を建てたそうです。

そしてそんな家には料理がしやすいキッチンの設備などを付けたそうで、彼の奥さんも満足しているみたいでした。

一軒家を2軒も所有することが出来て、その家には必要で満足の行く設備などを付けることが出来るのですから、相当なお金持ちだと言って良いと思います。

確かにその上司はとても良い役職に就いている人でしたし、それまでの経歴もすごいものでした。

ですから給料も相当良いでしょうし、その自分で稼いだお金を使って、一軒家を2軒も所有できるのは素晴らしいことだと思います。

でもその上司はとてもドケチな人だったのです。

・支払いはいつもきっちり「割り勘」でした。

家を2軒も所有出来て贅沢三昧出来るはずなのに、彼は私たち部下を労るためにお金を支払うことは全くありませんでした。

仕事が成功したり、新しい職員が入ってくるなどのタイミングで、みんなで飲みに行ったり、食事に行くこともたまにあったのですが、支払いはいつもきっちり「割り勘」でした。

たまには多めに支払ってくれても良いはずなのにと思うことも何度もありました。

支払いの際に人数できっちりと割れなくて、だれかがちょっとだけ多め(100円弱)に支払えば済むと言う時にも、上司は知らんぷりをしていました。

お金を節約することに対して異常に執着をする人ですので、割り勘にプラスして100円弱でも多めに支払うことが嫌だったのだと思います。

私はそんな上司の姿を見て何度もガッカリしました。

・会社のお金に対しては多少高い金額の出費でも自分のわがままを通す

そんな上司はよく出張先でレンタカーを借りることが多かったのですが、会社の規定ではその上司が好きな車種のレンタカー代は出せないからコンパクトなサイズのレンタカーを借りるようにと経理部の担当者から連絡が来ました。

それに対して上司は反発して、なんとか好きなサイズのレンタカーを借りれるようにしてくれと部下に指示をされました。

自分のお金は節約したがるのに、会社のお金に対しては多少高い金額の出費でも自分のわがままを通せと言う考えの上司には本当にガッカリしました。

・まとめ

彼の下で長年、働きましたが、その間ずっと、彼のお金に対する執着を感じることが多くて、どうしても尊敬することが出来ませんでした。

そんなにお金に執着して、自分のお金を節約することに必死だからこそ、家を2軒も所有できるんだろうなと思いました。

でもそんなにドケチになってまで家を2軒も欲しくないと思います。


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