しくじり

若気の至り、私のしくじりエピソード

私が墓場まで持っていきたいしくじりエピソードがあります。

今からもう20年前くらいの出来事です。でも鮮明に覚えています。
それは私と彼の間に子どもが出来てしまったことです。

彼から声をかけられたことがきっかけで話をするようになり、だんだんと食事に行くようになり、付き合うようになりました。

しかしながら、彼が結婚しているなんて全然知らなかったのです。だって彼は言わなかったから。そんな彼が結婚していたとわかったのは、私の妊娠がわかってからなんです。

私は彼をだんだん好きになり、毎日会うようになりました。今考えてみると結婚していたのに、よく毎日会えたなあと逆に感心してしまうほどなのですが・・。

そんな彼との間に子どもが出来たとわかったのは、付き合ってから半年がたったことでした。なんだか気持ち悪いな、そういえば生理来ていないなと思って検査をすると、妊娠反応がありました。

その時には彼もいてすぐに産んでくれと言われました。今思うと、そんなこと真に受けないで本当に良かったと思いました。

私は彼に産んでほしいと言われましたが、考えさせてほしいと言いました。なぜなら、予測もしていないことだったし、びっくりしたという感想が一番。

そして仕事や将来のことを考えると、すぐには返事が出来なかったのです。

そして彼と話し合いを何度も重ね、私たちは産まない決断をしました。それからなんです。なんだか彼がそっけない態度を時々するようになったのは。

本当はそんな時こそそばにいてくれるものではないのでしょうか。それなのに、彼はそっけない。そんな二人の温度差から、私はもうだめなのかもしれないと感じ始めていました。

そして数か月後、本当にダメだと感じ別れ話をするようになりました。その時に彼が実は結婚をしていたということがわかりました。

私はショックというよりも呆れた感じで、何も言うことが出来ませんでした。

ただ私は、なんてしくじりをしたんだろう、なんで彼になんか惹かれたのだろうと自分自身の馬鹿さ加減にショックを受けました。

彼と別れ、私は半ばうつ状態に。約1年間引きこもり、それから私はだんだんと自分の人生を取り戻してきたのです。

それからの20年間は長かったような短かったような無我夢中な時間でした。ただそんなしくじりは誰にも話せることではなく、私は今でも墓場まで持っていきたい話だと思っています。

もしこれを彼が読んだらわかるのかな?

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