給料日は嬉しいという人がほとんどだと思いますが、給料日というのは支払いのことを考えなくてはならない日でもあり、毎月どう減らしたらよいのか頭を悩ませる、サラ金のローンの支払いに怯えなくてはならない日でもあります。
サラ金に手を出したきっかけはとても些細なことでした。
実家暮らしで携帯電話は家族割を利用していて、母に毎月お金を渡していました。
しかし、母子家庭であるため貧乏で渡したお金を携帯電話料金の支払いに当てずに使い込み、携帯が停められてしまったのです。
仕事柄携帯がないと困ったため、サラ金でローンを組ませてもらうことになりました。
簡単に審査も終わり、ATMに行けばお金が手に入ることに感覚は麻痺してしまい、五十万円のローン限度額はすぐに迎えました。
返済をするために節約をしていますが、月々の固定された支払いを差し引くと、手元に残るのはわずかです。
一万円だけ残してあまりをローン支払いに当てるようにはして、一万円がなくなると借り入れをするため、結局は利息を支払っただけで、元金はなかなか減りません。
利息の金額を見る度に、なぜあの時ローンを組もうと思ったのだろうかと悔しい気持ちでいっぱいになります。
そのなかでも、お葬式などで予期せぬ出費が増えてしまうと、限度額をすでに迎えているため借り入れすることさえも出来ずに大切にしていたものを売ることでしのいでいます。
そのため、自分の部屋にはほとんどものは残されていません。
キャッシュローンは負の連鎖だと実感しています。
返済日にそれまでの利息と元金を返金すると手元に残らないため、その返済した元金をまた借り入れする。
給料日はローン支払いの期日でもあります。そして、様々な支払いを済ませなくてはならない日。給料日が嬉しいなんて感じたことは最近はありません。
支払いのことで日々頭がいっぱいで、ローンをこれからどのように返済していくべきなのかと悩むばかりです。
給料が安いからと言われてしまうのですが、転職はもしも失敗したらと怖くて出来ません。
ローンを組むのも、借り入れをするのもとても簡単であるため、その後にこのようなローン地獄が待ち受けているということが想像できなかったのが残念です。
利息を毎日払うだけでローン自体が減らない状態からどうしたら抜け出すことができるのか、もしかすると一生抜け出すことは不可能なのかと不安でいっぱいです。