私には、二人の子どもがいますが、下の子の胸の音が気になり、風邪にしては少し変だな、と思い病院で受診しました。
飲み薬と体に貼る薬をもらって様子をみましたが変化はなく、薬がなくなる頃に、再度受診すると、突然、これからひと月間、毎日、吸入に来てください。
そして、改善がみられないようであれば、吸入器を購入される事をお勧めします。と言われました。
小児ぜんそくの疑いを指摘されました。家の近くに小児科がなかったので、それから毎日、上の子を自転車で20分かけて幼稚園に送ってから、30分かけて、下の子を病院に連れて行く日が続きました。
毎日の事で大変でしたが、下の子が、その時間の間、外気に触れる事もとても心配でした。そんな中、新型インフルエンザが流行りだし、上の子がそのインフルエンザにかかってしまいました。
季節型インフルエンザと新型インフルエンザの両方の予防接種をしていたので、とても不安になりました。
加えて、新型インフルエンザは、子供の重症化や喘息発作から肺炎を併発するといった内容の事を周りからもテレビなどのニュースからも聞き、上の子も心配でしたが、下の子がかかってしまったらどうなるんだろうと、大きな不安が襲いました。
上の子が5歳、下の子が2歳でしたので、どちらも一人にするにはかわいそうな年齢でしたし、かといって、同じ部屋にいさせるのも不安でたまらなかったです。
それに、病気だからと言って、別々の部屋にいなければいけない、という事を下の子は全く理解できる歳ではなかったので、私の神経はピリピリとしていました。
そして、下の子の吸入のための通院はどうしたらいいんだろう、と困惑しました。こんな時こそ、子どもに安心を与えなければいけないのに、不安で押しつぶされそうになりました。
もし、下の子が新型インフルエンザにかかってしまったらどうなるんだろう、と思うと気が気ではありませんでした。そして、1週間以上は幼稚園に行けないので、3人でずっと家にいる事になりました。
主人に上の子を見てもらって、朝一で下の子の吸入をしてもらい、帰りに買い物を10分程度で済ませ家に帰るという1週間になりました。
上の子も、良くなったり悪くなったりを繰り返し、呼吸器症状もずっと残ったままの1週間でした。
結局、下の子が新型インフルエンザにかかる事はありませんでしたが、上の子は半月ほどは咳き込んだりしていて、上の子が幼稚園に行く頃に、私が体調を崩してしまいました。
高熱が出たので、もうどうすればいいんだろうと思いましたが、ただの過労だった事だけが救いでした。