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『夢をかなえるゾウ』はストーリー仕立てになっている自己啓発本です。
水野敬也著『夢をかなえるゾウ』は自己啓発本ブームを作った先駆けのような本であり、当時はベストセラーにもなった書籍です。 特徴的な点は、ストーリー仕立てになっている自己啓発本ということであり、小説として ...
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『偉大な記憶力の物語』は無限とも呼べる記憶力を持つ男に焦点を当てている。
この本はロシアの心理学者A.R.リルヤが、ある人並み外れた記憶力をもつ人物を観察し、その能力(例えば何百もの無意味な文字列を1年後、10年後に正確に再現できる!)が人間の人格や思考、想像、行動などにど ...
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『ボブという名のストリート・キャット』猫を拾ったことで再生するストーリー
2019/8/19 ストーリー, ホームレス, ボブという名のストリート・キャット, 再生, 猫
今日お薦めしたい一冊は、『ボブという名のストリート・キャット』(ジェームズ・ボ―エン著)です。 ロンドンで、バスキング(路上演奏)をして生活していたホームレスのジェームズ。 2007年春、麻薬中毒でも ...
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「火の粉」は引っ越してきた男性の恐ろしい本性が露わになっていき背筋が凍りつくミステリーです。
『犯人に告ぐ』や『クローズド・ノート』など、映画化された作品も数多くある人気作家、雫井脩介氏の作品で、隣に引っ越してきた男性の恐ろしい本性が徐々に露わになっていく背筋が凍りつくミステリーです。過去に二 ...
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教場・・警察学校を卒業して警察官になるのはこんなにも大変なんだ、という驚きがあります。
警察学校を舞台とした長岡弘樹によるミステリー小説です。ミステリー小説といってもフィクションではなく、緻密な取材を年月をかけて行った上での、ノンフィクション要素の非常に強い小説です。 物語としては警察学 ...
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『邪馬台国はどこですか?』驚くべき異説を展開する本
歴史好きの方にぜひ、お薦めしたい本です。 『邪馬台国はどこですか?』 著者 鯨 統一郎 歴史の専門家にではなく、歴史はあまり知らないんだけど、歴史は好きだという人に特に読んでもらいたいです。 今、歴史 ...
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『八甲田山死の彷徨』は自分が実際に雪中行軍しているような感覚に襲われます。
言わずと知れた新田次郎が執筆した山岳小説です。1902年に対ロシアとの戦争の為に寒冷地での予行演習という理由のもと二つの連隊は、八甲田山における過酷な雪中行軍を課せられます。極寒であり、冬の間は猟師も ...
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伊坂幸太郎さんの「オーデュポンの祈り」という本を知らない方はもったいないと思う
私がお薦めしたい本は、伊坂幸太郎さんが書いている「オーデュボンの祈り」という本で最近のお話ではありませんが、知らない方はもったいないと思うのでぜひ紹介させていただきたいと思います。 あらすじとして簡単 ...
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『オリエント急行殺人事件』は読むたびに新たな発見をさせてくれる魅力的なミステリーです
2019/7/29 オリエント急行殺人事件, ストーリー, ポアロ, ミステリー, 小説
お薦めしたい本はアガサクリスティー著「オリエント急行殺人事件」です。アガサクリスティーが発表した長編推理小説の14作目にあたる名作です。 ストーリーは、中東での仕事を終えたポアロがヨーロッパに帰るため ...
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司馬遼太郎の『項羽と劉邦』の内容は現代でも適用できます。
司馬遼太郎の『項羽と劉邦』を紹介したいと思います。 この話は中国の紀元前の話になり、秦の始皇帝が中華を統一した話から始まるのですが、秦の体制は多くの人に馴染みがない政治だったことから、秦の時代は長くは ...
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『くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉』は心を癒してくれる本です。
2019/7/27 くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉
1、簡単な本の紹介文 今日私がお勧めしたい本は、『くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉(PHP研究所)』です。 この本は老子と荘子が説いた道教がわかりやすく書かれてあります。 プーさんやその仲間た ...
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「つれづれノート」を読んで
著者は詩人の銀色夏生さん。銀色さんが書いている「つれづれノート」シリーズは毎年1冊のペースで出版されていて、今でも続いている日常エッセイです。 銀色さんが30歳になってすぐくらいの頃から、日記を書き溜 ...