貧乏

貧乏な人生を送った幼少期

私は幼少期、とても貧乏な家庭で育ちました。

原因は父親にありました。父はギャンブルやお酒が好きで、給料の大半を使いきってしまい、残ったお金で母が懸命にやりくりしていました。

貧乏子沢山とは言いますが、我が家は3人姉妹でした。こんな浪費癖のある人を夫にしてしまい、更に3人も子供を産むなんて、なんて無計画なんだと当初は思っていました。

自分がいなければ家計はもっと楽になったかもしれないとも思いました。その気持ちは姉も妹同じだったようで、よく3人集まってヒソヒソと「私たち邪魔だよね」と言い合っていました。

でも、大きくなるにつれて母の気持ちがわかりました。と言うより、母が父に惚れているんだと気付きました。

お酒を飲んで大暴れしても嫌な顔一つせず介抱していたり、父は帰ってこない日も多々あったのですが、それでも食事の用意をして待っていたり・・・。

私からするとこんな父の一体どこが良いのか理解できませんでしたが、それが惚れるということなのかなと思うようにしました。

私たち姉妹は誕生日やクリスマスなどのプレゼントは貰ったことがありません。テレビでイルミネーションや大きなツリーが映ると食い入るように見ていました。

ですからサンタクロースの存在もある意味知らずに育ちました。学校へ行くと必ず「プレゼントは何を買ってもらうの?」という話になりました。

私は適当に周りに合わせて答えていましたが、妹は泣いてしまったようです。

そんな妹が不憫で、少ない貯金で髪留めを買ってあげました。妹はそれはもう喜んで、毎日お守りのようにつけてくれました。

そんな妹を見て、プレゼントってこんなにすごい力があるんだ!と知りました。

人から何ももらったことがなかったので、もらう側の気持ちがいまいち理解できなかったのですが、妹のおかげで知ることができました。

食事は母がとても上手だったので、数少ない食材から美味しい料理をたくさん作ってくれました。

栄養バランスもちゃんと考えて作ってくれたので、病気はほとんどしませんでした。医療費が要らない分、少しは親孝行できたなと感じました。

洋服も母が自分の服をリメイクして、私たち姉妹に与えてくれました。いつも3人色違いの服なので、周りからは仲良しだねと言われましたが、なんとなく複雑な気持ちでした。

貧乏な人生ではありますが、私がひねくれなかったのは、やはり母が愛情を注いでくれたからだと思っています。

貧乏な人生を経験した分、お金には堅実になりました。

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