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私が以前、働いていた職場では男性社員が多くて、女性社員が少なかったので女性社員同士は仲良くなって、色んなプライベートな話もシェア出来る環境でした。
そしてその女性社員たちはみんな優しかったり、面倒見が良い人ばかりでしたので、楽しく働くことが出来ていました。
そんな女子社員の中に一人、私よりも少し年上でカッコ良い同僚のMさんがいました。
Mさんが働いている部署では特に男性色が強くて、女性社員は彼女だけだったのですが、周りの男性社員に負けずに颯爽と働いている姿はカッコ良かったのです。
そしてその部署では外国とのやり取りもする必要がありましたので、Mさんは英語もペラペラだったので、当時、若かった私にとっては憧れの存在でした。
しかも職場で仕事が出来てカッコ良いだけでなく、プライベートもカッコ良いと感じていました。
なぜならMさんは結婚していたのですが、彼女が話してくれる結婚生活のスタイルが私の周りに居る人たちにはない独創的なスタイルだったからです。
それはMさんが旦那さんと出会ってお付き合いしていた頃から、そして結婚してからもお互いのことを干渉せずに、週末はそれぞれが好きな趣味を楽しむために別々に行動したり、家の中でもお互いが好きな時間を持つことを許容しあっているというものでした。
ですから「家事は奥さんがするべき」という古い考え方も無く、お互いが出来る家事をどちらかが出来る時にやるというというルールで上手くやっているということでした。
そういう考え方の夫婦生活が出来ているお陰で、仕事にも集中できて良いとMさんが言っていたので、当時、まだ独身だった私はそれを聞いて理想の夫婦だなと思っていました。
そしていつか私もそんな素敵な夫婦生活をすることが出来たら良いなと、ますますMさんへの憧れの気持ちが強くなっていました。
ですがそんなMさんから、ある日、突然、「離婚することになった」という言葉を聞きました。
私はそれを聞いて本当に驚きましたし、ショックでした。
あんなに素敵な夫婦生活を送っていたMさんと旦那さんがなぜ、離婚することになったのか不思議に思いました。
でもその時にはその離婚の理由を聞く勇気はありませんでした。
なぜならMさんがとても悲しそうにしていたからです。
そしてその後、実際に離婚が成立した後、心の整理が出来たころに離婚の理由についてMさんから話をしてくれる機会がありました。
それは「夫婦なのに二人で共有している物があまりにも少な過ぎた」ということでした。
一見、カッコ良く見えていた「夫婦が干渉し過ぎずに、それぞれの時間を楽しむことを許容し合う」という考え方が原因で離婚することになったそうです。
Mさんの話によると「夫婦で一緒に楽しむ時間を作る代わりに、お互いが好きな時間を別々に過ごしている内に、それでは一緒に夫婦としている意味が無いのでは?」という疑問に変わって行ったそうでした。
そしてその数年後、Mさんは別の男性と再婚したのですが、その際、今度の結婚では色んなことを旦那さんと一緒に楽しむようにしたいと言っていました。
それを聞いて私は妙に納得しました。
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