こんにちは。わたくしは40代半ばの女性です。
現在はフリーランスとして活動しております。
ところでわたくしは過去にひどい貧乏体験をした事がありますので、その貧乏体験を書いていきたいと思います。
「夫の会社の倒産と蒸発」
わたくしは小さい頃から比較的普通の家庭に育ち、平凡な夫と結婚をしました。至ってささやかな幸せな毎日を送っておりました。
そして、夫は昔からの夢である会社を興しました。
その会社はすぐに軌道に乗り、中々裕福な暮らしをさせてもらいました。
ところが不況の風にあおられてしまい、あっけなく倒産としてしまいました。
夫は会社が倒産してから会社の後始末をきちんとしてから、わたくしを抱きしめて「ありがとう。本当にありがとう。幸せだったよ。」と言って、蒸発してしまったのです。
夫の事を探すには探しましたが、結局見つかりませんでした。
この時、わたくしの財布の中身はたったの678円・・・。
ブランドバックを購入する事が当たり前、スーパーカーがあって当たり前の生活をしていた人間からすると屈辱でしたし、何よりもお金がなくてひもじい・・・惨めでした。
「キャバクラの店長に感謝」
そんなわたくしも生活をしなくてはいけません。色々なところに面接に行くものの、年齢や経歴から全部不採用でした。
そして、夜の歓楽街へ出向き、スナックやキャバクラでのバーテンダーや店舗運営スタッフとして面接するも不採用。
絶望がひしひしとわたくしを包んでいた時に、「どうしました?そんな顔して・・」と話かけてくれた男性がおりました。
見るとスーツに身を包み、福山雅治似のイケメンさんでした。
わたくしは、やぶれかぶれで「もうお金がなくて・・・面接に行くも全部不採用なんです。どうしたらいいのか。日払いが欲しい状態なんです。」というと、親身に話を聞いてくれました。
「もしキャバクラのキッチンで良ければ働きませんか?日当は最初6,800円ですが・・・どうです?」というので、「わたくしで良ければ使ってください!」と言いました。
「よっしゃ!決まり!」と言ってくれて、その日からその店長のいるキャバクラのキッチンで働きだしました。
「厳しいけど愛情のある人」
仕事に関してはとても厳しい人でした。
「●●さん!そんなんじゃだめ!」「辞めていいんだよ?駄目だよ!それじゃあ」なんて言われて、悲しくなってしまったけど、半年もしたら一人前としてキッチンを仕切るようになっておりました。
この時に初めて店長に感謝しましたし、やっと生活が落ち着いてきました。
店長に「店長!ありがとうございます。感謝してます。」というと、「そんな事いいですから(^_^)今日も頑張りましょう!」と言ってくれる、愛情のある人です。
「今日も夜の歓楽街で頑張っていきます!」と言いました。