奇跡的にも命が助かった!九死に一生を得る体験
誰もが長い生涯のうちには、一度や二度は命の危険に晒されたことがあるのではないでしょうか。
私自身も決して例外ではなく、死を意識しなければならない状況に直面したことがあります。
今でこそ、笑って語ることができますが、一歩間違えれば命を落とすことになったと思うとゾッとします。
・アパートで火災
その体験というのは、今から数年ほど前になりますが、私たち家族が暮らしているアパートで火災が起きた時のことです。
平日の昼間の時間帯ということもあり、子供や主人はそれぞれ、学校や職場に行っていましたので、私だけが部屋に取り残された状況です。
どうやら、私たち家族と同じ階に住む老夫婦の火の不始末が火災の原因のようですが、瞬く間に燃え広がってしまったのです。
私は、早い段階で「何か焦げ臭い」と思いましたが、特に気にしていませんでした。
丁度、家の中の掃除機掛けをしていたこともあり、注意力が散漫になっていたのかもしれません。
しばらくすると、ベランダの外の方から「火事だー早く逃げろ」という声が聞こえてきたこともあり、異変に気がつくことになります。
「えー嘘だろう」という気持ちが心の中に芽生えました。
私はそこで、ようやく、ことの重大さに気付くことになりました。
・奇跡的に助かる
私は何よりも「周囲の人を助けなければならない」という衝動に駆られます。
一目散に逃げれば良かったのですが、同じ3階に住む人が取り残されていないかを確認しようと必死だったのです。
そうこうしているうちに、火の手がどんどんと回ってしまい、階段にも煙が充満してしまいます。
「早く飛び降りろ」というアパートの下からの声が聞こえてきました。
もはや、アパート内にいるのは、3階に取り残された私だけの状況だったようです。
消防隊が来るのを待っていては、逃げ遅れてしまうため、私は思い切って3階のベランダから、外に飛び降りました。
下には、近所の人が一生懸命に布団をかき集めてくれて、飛び降りた際の衝撃を軽減してくれました。
私は、奇跡的にも目立ったケガもなく、終えることができました。
とりあえず、当日については、煙を大量に吸ってしまったこともあり、病院に運ばれ精密検査を受けることになりましたが、大丈夫でした。
・まとめ
後から振り返れば、「良く助かったな」というのが本音です。
最も嬉しかったのは、アパートの全焼という一大事にもかかわらず、全ての住人が助かったということです。
家具や衣類、電化製品などを失いましたが、命が助かったのが何よりです。