茶色く変色した切り干し大根を見ると悲しいです。
乾物は賞味期限が長いので、野菜や魚や肉などのように「早く食べてしまわなければ」という意識がなく、つい戸棚の中に入れっぱなしになってしまいます。
そうして、ときどき食べるために取り出してみると、切り干し大根が茶色く変色していたり、賞味期限が切れてしまっていたり、干しシイタケに虫がついてしまったりしているのです。
変色したくらいなら食べることはできますが、「ああ、またやってしまった」という気持ちになります。
シンプルライフをするようになってからは、こういったことがなくなりました。
シンプルライフをするようになって、乾物の収納方法や利用方法を見直してみたからです。
これまでは、大きな袋に入った乾物を購入し、食品戸棚の奥の方に閉まっていました。
小袋よりも安く購入できることと、乾物は賞味期限が長いので賞味期限以内に食べられるだろうと思っていたため、大袋を購入していた理由です。
しかし、実際には賞味期限以内に食べることができず、結局捨ててしまって小袋を購入するよりも損をしていました。
賞味期限内に食べ切ることができないのは、大きな袋で購入してしまうことだけでなく、食品棚の奥に入れてしまうことも理由です。
手前にあるものは頻繁に目につくので「食べてしまおう」と意識が向くのですが、戸棚の奥にあると目につきにくいので存在を忘れてしまいがちです。
また、戸棚の奥にあるものは手前のものを動かさないと取り出しにくいので、取り出すことがおっくうになって食べなくなってしまうということもあると思います。
そこで、無駄なく利用できるようにこんなふうに変えてみました。
乾物を購入するときは小袋です。
小さな袋ならすぐに使い切ることができるので、賞味期限を切らすことがありません。
収納する場所は食品戸棚の手前です。
よく目につくようにして存在を忘れないようにすることと、取り出しやすくして調理がおっくうにならないようにすることが目的です。
乾物は価格帯が幅広く、高級品になると100gで数千円はします。
高級な昆布や干しシイタケをもらうことがあり、こういったものは高価でもったいなくてなかなか使えませんでした。
自分で購入するときも、高価だともったいなくて使う頻度が少なくなってしまいがちだったので、手ごろな価格のものを購入して気軽に使えるようにしています。
このように乾物の収納や利用方法を見直すことによって、無駄なくシンプルな暮らしに近づきました。