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私は子供の頃、非常に貧乏でした。
なぜ貧乏だったかというと、私が小さい頃に父と母が離婚をして私たち兄弟は母にひきとられたのですが子供が三人おり、生活費を圧迫していたからです。
母は子供三人かかえてフルタイムで働くことが難しくパートをいくつかかけもちしていました。
昔ながらの古くてあまり綺麗であるとは言えない木造のアパートに住んでいました。
壁が薄いので、私たちが騒ぐと隣人にまで響き渡り何度も注意されて肩身の狭い思いをしていました。
また、小学生の時は友人に住んでいるのを見られるのがとても恥ずかしかったです。
母は毎月のお給料から家賃、光熱費、食費、給食費、その他諸々を支払います。
それだけで毎月の生活はギリギリの綱渡り状態だったと記憶しています。
まず、お風呂なのですが1年中1週間に一回でした。
夏場友人から匂いについて指摘されたことがよくありました。
そして、朝ごはんは毎朝、塩むすびばかりでいつもお腹をすかせていました。
給食をおかわりして、余ったパンを持ち帰ったりしていましたが学校がない日はお腹が空いて空いてたまらない日がありました。
あまりにお腹がすいたので雑草にマヨネーズをかけて食べてみたことがありました。
苦くておいしくないので全く食べられませんでした。
とても虚しい気持ちになりました。
周りの友人たちは学校が終わったら習い事に行ったり、休みの日はレジャー施設にお出かけしたりしているのがとても羨ましかったです。
お金がないと、心に余裕もありません。
空腹ばかり続いていると体力気力もありませんし、生きていても楽しくないなと思っていました。
中学を卒業したらすぐに働き始めました。
衣食住に困らない最低限のお金がもらえるようになったのでそれからはなんとか楽しく生きられるようになりました。
下の弟たちにも食べさせてあげられるようになったのがとても嬉しかったです。
貧乏生活は本当に苦しかったので、今でも無駄使いはしないようにしていますし、食べ物を残したりすることも絶対にしません。
気軽に物を捨てたりすることもできませんし壊れるまで大切に使っています。
私のそういう性格が素敵だと言ってくれる人が今の旦那さんです。
家計のやりくりがとても上手だと褒めてくれます。
毎日とても幸せに暮らしていますが、昔の貧乏体験があったからこそなのかと思います。
あの日には2度と戻りたくありませんが、良い体験だったと思うようにしています。
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