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私は28歳の時に東海地区の自分が住んでいる県から隣県の都市にお嫁に行きました。
最初は、隣県だしそんなに生活習慣も変わらないだろうと甘く考えていました。ところが、実際に夫の実家で同居すると、次から次へと、理解不能な習慣があることが分かってきました。
その中の一つがどうしても受け付けられず、結婚して16年になりますが、今も拒絶していることがあるので、そのことを今回はご紹介して、同様に悩んでいる方がいましたら、ご参考にしていただければ幸いに思います。
先ず最初に、嫁姑問題で悩んだのは、食文化の違いで特にお味噌の違いでした。私の住んでいた地区では赤味噌が主体でしたが、夫の実家周辺では白味噌が殆どで、買い物に出かけても赤味噌が殆ど売っていなくて悲しかったのが最初のカルチャーショックでした。
でもこれは郷に入れば郷に従えで仕方ないと諦めて、欲しい時は車で約2時間の実家に帰った際に、大量に買ってくるようになりましたし、今ではネットで何でも手に入る便利な社会になったので、昔ほどホームシックにはならずに済んでいます。
その他にも、私の出身地では、あまり納豆は臭いから食べなかったのですが、夫の所にお嫁に来たら、毎朝毎朝、凄い納豆を食べる食文化で驚愕したものでした。
この辺の食文化の違いでも、ちょいちょい姑とはぶつかっていました。
次に結婚した当初は、夫の実家の2階で、夫の両親と同居していたのですが、結婚して直ぐに長男が誕生して、その2年後に次男が誕生すると、さすがに6畳2間しかない夫の実家の2階で、家族4人が暮らしていくには、手狭なのは明白だったのと、元々、同居している際にも、プライベート関係なく、ガンガン入って来る姑に正直うんざりしており、ずっと夫に「次男誕生を機に、実家の隣に使わなくなった農機具小屋があるから、それを壊して家を新築して別居できないか?」と相談していました。
そして、結婚3年目に隣に家を建ててもらい、そちらに移り住みました。
これでやっと姑の呪縛から解き放たれたと思ったのも束の間、隣に家を建てて移り住んでも、今度は姑が一日中、何度も訪ねてきて、色々なものを渡してくる習慣が始まりました。
元々、姑は農家出身で、もう田んぼも畑も都市計画でなくなったようですが、それでもまだ少し畑が残っていて、そこで野菜を作っています。
そこで作った大根や玉ねぎ等の野菜を昔の習慣でいわゆるお裾分けで、私たち家族にも分け与えてくれるのは良いのですが、それが本当に畑で取ったまま持ってくるので、泥や虫が付いていて、サラリーマン家族で育った虫が嫌いな私にはもう大変なことでした。
またそのもらうときの言葉がどうしても受け付けませんでした。
それは、この地方独特の言葉で、「くれてやる」と必ず言います。
今では慣れましたが、初めて聞いた時は、何とも偉そうな言い方で不快だと思ったものでした。もう慣れましたけどね。
それで、持ってきてもらった時に、私はせっかくですが、間に合っているので要りません。と断っていました。
すると必ず「なんで?なんで?」と何度もしつこく聞いてきて、最終的には要らないと言っているのに、必ず玄関先に置いていくので困っていました。
実際、そのやり取りで何度も本気の喧嘩になったこともありました。
それで夫に相談し、結果、分かったのは、姑は絶対に自分を曲げない人なので、変な習慣ですが、先ずは何も言わずに本心でなくても、お礼を言ってもらっておくことだと言うことを学びました。
現在でも基本的に、私は姑が苦手なので、相手は夫にしてもらっていますが、どうしても私が相手しなければならない時には、もう素直に従うことにしました。それが無駄な行為でも、反抗するだけ逆に大変になることもあると言うことも理解し、とりあえずもらっておくことを学んだ16年間で、これからもこの習慣でこの土地で生き抜いていこうと思っています。
以上、その土地その土地の生き抜き方ってあるものだと言うことを経験した姑の対応方法の紹介でした。
少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
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