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私がミニマリストを目指したきっかけは、子供が生まれた事です。
それまで片付けや整理整頓などがあまり得意ではなく、元々物は少ない方でした。
子供が生まれると気になるのが衛生面。
寝返り、ずりばい、ハイハイと、床をコロコロ転がる娘を見ては、せっせと床拭きをしていました。
ある日目に留まった雑誌の見出しに衝撃を受け、私のミニマリスト生活が始まりました。
『それ、本当に必要?』その見出しの下には、実際にミニマルに暮らしている人の写真が。
玄関マットも、ラグもソファもない。
あるのはダイニングテーブルと椅子と子供のおもちゃが少し。
なんて見晴らしのいいスッキリした部屋なんだろう!
私はその日から、物を見直すようになりました。
まず手をつけやすい敷物類。
どう考えても、毎日洗えるものでもなく、衛生的にちょっと問題ありませんか?
敷いておく必要もたしかに無い。
思い切ってラグと、玄関マットを捨てました。
すると、床掃除のしやすい事!
今までいちいちどけて掃除をして戻す。
この動作がなくなるだけで、掃除のストレスが減りました。
その延長線で、棚や玄関に飾ってある小物類も処分。
ごちゃごちゃしていた空間がすっきりとしてくると、目から入る情報が少なくなり、ストレスやちょっとした不快感が減ってくるのがわかりました。
もちろん、掃除もしやすいです。
敷物の次に見直したのは、客人用の布団。
正直、うちに人が泊まりに来るのは年に2回あるかないか。
そのために布団をしまっておいて、たまに干す。
このたまに干す作業も、子供がいるとかなり面倒になります。
年に2回なら、布団もレンタルすればいい。
そして思い切って捨てました。
すると押し入れは空っぽ。
そこに何かを入れる訳ではないけれど、詰まっていた空間にスペースが出来てくると、それが喜びになりました。
こうして、お洋服も見直すことに。
娘の服は、スタンダードなワンピースを数枚。
上下に分かれた服よりも管理がしやすく、枚数が少なくてすみます。
息子の服は、肌着は多めに残し、ティーシャツ数枚とズボン数枚。
夏は特に洗濯の乾きもいいので、たくさん持たなくても十分に回せました。
私の服も夏用ワンピース3枚、冬用4枚。これだけです。
飽きがこないように、アクセサリーやスカーフを数点追加しました。
これでクローゼットは空っぽ。
ミニマリストとして生活して1番感じるのは、やはり居心地の良さです。
家という限られた空間に、物を詰めすぎると、整理整頓、掃除、管理が大変になります。
そのストレスが減っていく事で、家での時間が有意義に使えるようになり、居心地が格段に良くなりました。
雑誌に載っていたようなミニマリストにはまだ遠いですが、子供たちの成長とともに、必要なものを見極めて、物を持たない暮らしを続けたいと思います。
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