大学時代にした恋愛です。
彼はテニスサークルに所属している方だったのですがゼミの中でも優秀だと話題の方でスポーツをしている事からスタイルも良い人でした。
サークルも違っていて、クラスの中でも関わりの無い方だったのですが発表会の練習にたまたま付き合って貰った事がきっかけとなり恋愛に発展しました。
会話をする様になり一週間でのお付き合いだったのでお互いの人となりを理解してない状態ではありましたが順風満帆に関係性は深まっていました。
私としては初めての彼だったので浮き足気味でした。
公園デートにお弁当を作ったり、自宅や図書館にて二人で勉強をしたりと漫画やドラマで見て憧れていたシチューエーションを再現しようとしたりしていました。
彼は基本的に私に合わせてくれました。
時折彼の提案で出掛ける事もありましたが殆どは私提案でのデートばかりだった気がします。
それでも嫌な顔は見せずに何時もニコニコと紳士的な方だったのですが、あるとき、突然別れようと言い出されました。
昨日までの事を想いだしても別れ話に発展する様な雰囲気では無かった為に理由を聞くと、相性が悪い、性格の不一致だと告げられました。
それだけでは分からなかったので色々と問いただしました。
しかしながら、出掛ける先を毎回私が決めていたのが不満なのかと聞くとそうじゃ無いと言われ、手料理がまずかったのかと聞くと美味しかったよと答えられました。
ならば見た目がタイプじゃなかったかと聞くと外見を気にしたことはないとの事。
じゃあ何がダメだったのかと聞くと「何となく」と返事がありました。
何となくとぼんやりとしてる、けれどもハッキリと拒絶する意思を告げられ、それ以上の言葉は発せられなかったです。
自分に悪い所があれば改善する方向で話を進める事が出来ましたが、何となくではそれも難しくそのままお別れとなりました。
優しく紳士的で見た目も頭も良く、話も面白い。
会話をしている限りでは持っている価値観も近い人だと思って居たので、この人以上に相性の良い方はいないとまで思っていたのに、性格の不一致、相性が悪いから別れようと言われた事はショックでした。
一方的に押しつけるような事をしてしまったのかと過去を振り返ってみても、何処に行くにも何をするにもちゃんと相手の許可を取ってはいましたし、会話も私だけが喋り続ける訳ではなくちゃんとキャッチボールが出来ていたと思います。
常にお互いが笑いあって退屈な時間を過ごしていた感覚も無かったのですが、何となくダメだった様です。