私が貧乏したのは、就職をした22歳の時から26歳までの事です。
その時は、通常だったら自分でお給料をもらって楽しい時期なんですね。
ところが、私の場合は違っていたのです。そのようになったのは、訳がありました。
その訳というのは、なんといってもいろいろなことでお金を出費してしまうことが多かったということです。
私は自分の信念として友人をたくさんつくろうとを思っていました。
そのように思うことは、通常に考えるととてもいいことですね。
そのため、その信念をずっと持ち続けようと心にきめているところがありました。
自分の事よりも、友人のことのほうを大切に考えて行動しようと思っていたのです。
そのように思うことで、自分がとても良い人のような感じがしていました。
そのように行動する自分に酔いしれているところがあったんですね。
しかしそれは、大きな間違いであることに気づくことになったのです。
その一つとして、なんといっても友人のために行動することが多くなりその結果出費も多くなったのです。
ひとつは、結婚式があります。断ることはしないと決めていたので、言われると全て出席することにしていました。
おめでたいことだし、一生に一回のことなのでできるだけ出席してあげたいと思ったのです。
ところが月に数回あることもありそんな時には、お金を全て使い切ってしまうこともありました。
一回で洋服や祝儀などを合わせると10万円ぐらいかかってしまうことになるんですね。
その結果、借金をしてまで出席するようになっていました。
そして、お給料をもらっても借金を返すことに必死になり、通常の生活がキツキツになってしまったのです。
一週間カップラーメンばかりで過ごすこともあったりして、そんな時には栄養不足で頭が回らないこともありました。
体も疲れやすいし、このままでいいのかと思うことがありました。
そして貧乏しているうちにこれではいけないと思うようになったのです。
そこで結婚式に行くことを躊躇することになりました。
自分の生活も確保しつつ、冠婚葬祭について見直すことにしたのです。
生活に疲れてしまい、やっとそのことに気づきました。
自分のことをもっと大切に思いやるようにしようと思いました。
自分の正しい考えだけでは生きて行くことができないとしみじみと感じた経験です。