貧乏

二度としたくない惨めな思い

以前に勤務していた会社は、新卒で入社した会社でありましたが、度重なるブラックな企業体質からの嫌がらせにより、自然と淘汰されるような形で、会社を依願退職しなければならない状況になってしまいました。

その時は、とにかく会社を辞めたい一心で何が何でも仕事を辞めたい!と言う力強い意思がありましたので、退職してからのことを一切考える暇もない形でありました。

度重なり続けられるパワハラにより私の精神力と体力は限界にきていました。そしてようやく会社を辞められた瞬間に何かもリセットできたと言う形になり、私にとって、最高の瞬間が訪れる事となりました。

まずは、傷ついた心と身体を十分に休ませようと思い、趣味に散財する形となりました。そうしますとみるみる内に貯金や資金が底をつくようになりまして、働いていない分、散財のスピードも非常に早い形となりました。

生活費は、当面の貯金と、失業給付手当が3ヶ月支給される事になっておりましたので、それで当座を凌ぐ事となりました。しかしその資金も給料より低い支給額となりますので、またたく間になくなっていく事となりました。

ここから私としては、何か手立てを考えなくてはならないと思い、就職する意思がありませんでしたので実家に寄生する事となり、食料を食いつぶしていく私に対して親の風当たりも強くなり、次第に夜御飯もまともに作ってもらえない状況になりました。

貧乏生活ゆえ、まず一日一食程度にとどめ、しかも、インスタントでの調理と言う形になりました。インスタントで、自給自足するようにしまして、ついには貯金が底をついてしまいました時、親に頭を下げて生活資金を貸してもらうようなこともしました。

親としては、やはり、娘が非常に情けなくなってしまい、「もう帰ってくるな!」「このろくでなし!」と更に親からの風当たりが厳しくなり、もうこれ以上は、実家で生活するのは厳しいと思い、一日一食インスタントのラーメンと言う貧乏な生活も限界を迎え、ついに職業を探しました。

このように失業保険で食いつないでいき、更に堕ちる形で、実家の食料に依存するようになってしまったことから、もうこんな惨めな思いは二度としたくないと思い、この貧乏な生活が自分自身を奮い立たす形となり、なんとか転職できて現在にいたります。

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