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もう1度人生をやり直した日

私は、これまで人の言いなりになってきた人生を送っていました。
元々、内気な性格で自分の意見を言えない私は、学生時代も親や教師、友人の言葉に逆らえず、何度も後悔をしました。
もっと別の道を考えていたのに、いつのまにか周囲の意見に流されて、違うレールに乗ってしまうのです。
でも、そんな生き方は私が望んでいる道ではないのです。
心のどこかに不満があり、何をしても心の底から楽しいと思えませんでした。

特に、父親はかなりのワンマンで、家の中もかなり冷えたような状態でした。
家庭が不安定になったからなのか、父親は家に時々帰ってくる程度になり、あちこちを点々するようになりました。
母親と2人で食事を食べながら、不意に虚しくなり涙がポロポロと溢れたこともありました。
なぜ、3人しかいない家族なのに、仲良くできないのかと落ち込んだ日も数えきれないほど経験しました。
父親から、1人で暮らしたいと離婚を提案された時には、私はこれはチャンスなのかもしれないと思いました。
母親と2人。
もう1度人生をやり直すチャンスが来たのだと。

私は、それまで勤務していた会社をやめて、フリーランスの生活を選び、あえて知人がいない地域へと引っ越しました。
心機一転、新しい街で新しい人と触れ合い、私は人生をやり直すことを決めました。
これからは、人生を楽しく生きようと心に決めたのです。
生活は、決して楽ではありません。フリーランスは、未知の領域であり、理解もなかなかされないこともあります。

ですが、自由という点では、現在の生き方がとても合っていると思います。
以前の、シンと静まり返った、テレビの音しか聞こえなかった食卓を考えると、笑い声が耐えない今の方が断然楽しいですし、かつての友人たちとも良い関係を築けるようになりました。
そして、意外にも父親との関係が良くなって来たのです。
前は、話す度に喧嘩になったり、嫌な気持ちになったものですが、離れてみると逆に相手のことが理解できるようになってきたのです。

人生をやり直すには、小さなことだと思われるかもしれません。
ですが、私にとっては大きな一歩なのです。
この一歩は、まだまだ満足まではいっていません。
この先も、二歩も三歩も必要になります。
それでも、この最初の一歩がなければ、すべて始まることはないのです。
そう考えると、スタート地点にやっとたてたのだという気持ちがしてきます。
人生は、いつだって、何度だってやり直すことができるのです。

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