ずるい人

元の職場のとてもずるい人

私は以前、ある研究機関の研究室のアシスタントとして働いていました。

各研究室ごとにアシスタントがいて似たような仕事をしていましたので、何か分からないことがあったり、困ったことが起きた時にはお互いに相談し合ったり、助け合うことも多々ありました。

特にこの仕事に就いたばかりの頃は仕事のやり方が分からなかったり、研究機関独特のルールみたいなものが分からなかったので、先輩のアシスタントさんにずいぶんとお世話になりました。

幸い、ほとんどのアシスタントさんが常識があって優しい方だったので、励まされましたし、あんな風に仕事を上手くこなせるようになりたいと目標にするアシスタントさんもいました。

でもそんな中にとてもずるい人がいました。

最初は人当たりが良くて、一見、面倒見が良い感じで良い印象を持っていたのですが、徐々に彼女が本当はずるい人だと分かるようになりました。

彼女が担当していた研究室の教授は他の大学でも教授を兼任されていて、とても忙しい方だったので、私たちが働いていた研究機関に出勤して来られる機会はあまりありませんでした。

それをいいことに、彼女はずいぶん遅い時間に出勤してきたり、出勤しないこともよくありました。

教授が来ないのでバレないと思っていたようです。

そして教授がその研究室に出勤してくる期間だけはちゃんと朝早くから夜遅くまで仕事をして、いかにもいつもそういう風に働いているというように振舞っていました。

私はそんな彼女からある趣味の講座に一緒に行かないかと誘われたことがあります。

その講座は平日の日中に開かれるものでしたので、私は仕事を休めないと言って断りました。

でも彼女はその日、出勤したことにして、実はその趣味の講座に行っていたのです。

こういうことを彼女は教授が不在の期間に何度もやっていたようでした。

私はそのことを知って、すごく頭に来ました。

自分が好きなことをやって仕事をしていないのに、お給料はちゃんと貰えているのは間違っていると思いました。

でも彼女はずる賢いので、教授がいる時といない時の態度をうまく使い分けていました。

そして教授の前では真面目に働いて、教授や研究室内の役に立っているとアピールするのも上手でしたので、教授には気に入られているようでした。

私はそんな彼女の近くにいるとイライラしてしまうので、彼女とは距離を置くようにしました。

その後、あるキッカケから教授に彼女の不正がバレてしまいました。

そして彼女はその研究室をクビになってしまいました。

彼女はその時、「酷い!」と怒りをぶつけたり、泣き叫んでいましたが、私は当たり前のことが起こっただけと思ってしまいました。

やっぱりずる賢いことをすると、いつかツケがまわってくるのだと思います。


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