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「つれづれノート」を読んで

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著者は詩人の銀色夏生さん。銀色さんが書いている「つれづれノート」シリーズは毎年1冊のペースで出版されていて、今でも続いている日常エッセイです。

銀色さんが30歳になってすぐくらいの頃から、日記を書き溜めて本にしたら面白いのではないか、と思われたそうで、それを実行したものですね。

日記形式でその時思ったことや起きた出来事がリアルタイムに綴られているもので、友人や家族などプライベートな人との出来事がたくさん出てきます。

みどころや面白かった点としては、一種独特の、世間では「変わった人」と言われるだろう、ある詩人の世界が覗けるところでしょう。

銀色さんは独特の感性を持っている女性で、彼女が最初の結婚から離婚、次の結婚と離婚、子供さんを2人育て上げる過程などがリアルタイムで綴られていきます。

あまり世間一般的な常識に捉われた人ではなく、自分の好きなことを自分の好きなタイミングでやりたい、自由ということをはっきりと求めていて、それが生活態度や子育てにもしっかり表れているところが読んでいてとても面白く、また救われることがあるのです。

例えば育児では、子供2人は父親が違いますが、複雑な家庭環境といったような感じは全くありません。当然の結果として受け止めて、それぞれをいたって自由にのびのびと育てています。

子供は好きではない、と公言し、気に入らないことがあるとバシバシ叩くし、私は良い母親ではない、と言ってしまうところでは育児がうまくいかない時には救われるような気分になりました。

「ガチガチでなくていいんだ、自分を信じて、自由にやっていいんだ。子供が好きで大切なふりをしなくても、肩の力を抜いて自分なりに愛せばいいんだ」と思えるのですね。

また、幼い子供達がシャボン玉で部屋の中で遊ぶシーンなどは、自分だったらシャボン玉液でベトベトになることが嫌で子供には許さないでしょう。しかし銀色さんは、「綺麗だし、楽しそうだから」とあっさりと許します。

実家の宮崎と東京を行ったりきたりして、あちこちに家を作ります。一人目の子供さんが生まれてすぐに行きたいからとアメリカに小さな子供と2人で行ってしまうところや、お金にとても無頓着なところなど、「ああ人生って、もっとやりたいようにやってもいいのかもしれない」と思わせてくれるのです。

詩人ならではのシニカルで独特の目線で世界を見るところも好きです。今日みたテレビや今はまっているゲームなどについても記述があり、心情が細かく描かれているのでまるで自分のことのように感じるのですね。こんな人もいるんだ、世間って広いんだ、と心底思わせてくれる作品です。

また、成長していく子供さん達にも情がうつってしまい、まるで親戚の子供のように感じることもあります。彼らが笑ってくれたらこっちも嬉しい、まだまだこの人の世界が見ていたい、そんな長い長い映画を観ているような気分にもさせてくれます。

あくまでも日記なので、本を読みながらそういえばこの日は自分はどこにいてどんなことをしていたなあと思いだすこともあり、それも気に入っている要因です。

笑って泣いて、ちょっぴり自分に自信を持たせてくれる、そんなシリーズです。

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