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お薦めの本

オリエント急行の殺人

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今回私がお薦めしたい本であるオリエント急行の殺人は世界的に知られるアガサクリスティの推理小説です。

シリアで仕事を終えた名探偵のエルキュールポアロが、ロンドンに帰るためにオリエント急行に乗車する所から話は始まります。

ポアロは乗客の1人のラチェットに狙われているから護衛をしてほしいと依頼されますが、ポアロはラチェットという人間が好きになれずその依頼を断ります。
そのラチェットがオリエント急行の中で殺害されます。

ポアロは、殺人事件の解決を依頼されて捜査を始めて行きます。
乗客たちからポアロは証言を聞きながらこの殺人事件がかつて起きた誘拐事件と関係していることに気付きある結論に至ります。

1つは、外から侵入したギャングがラチェットを殺して、すでに逃げてしまったという説ともう一つは、実は列車に乗っていた全員が犯人で過去に起きた誘拐事件の復讐による殺人だという説です。

実は、2つ目の説の全員が復讐のためにオリエント急行に乗り込みラチェットを殺したのでした。

この小説の見どころは、犯罪を犯して正しい裁きが行われなかった犯罪者に対して被害者側の人間が裁きを下していいのかということだと思います。

ポアロ自身も、真実が分かったあとも警察に真実を告げるべきかを最後まで悩みます。

法に乗っ取って裁かれなければいけないと強く思っていた、ポアロが最終的には殺人を見逃し、外から侵入したギャングがラチェットを殺したのだと地元の警察に告げます。

ポアロが、真実にたどり着くまでの過程も面白いですが事件に巻き込まれた被害者側の傷みなども強く考えさせられるストーリーになっています。

1つの誘拐事件で、多くの人が間接的に被害者になっていたことがこの話の中で分かります。

正義とは法を守ることなのかという大きなテーマがこの話の中には隠されている気がしました。
真実を知った後に、ポアロは法で人は裁かれなければいけないと殺人を実行した人に告げるので地元の警察に真実を告げるのかと思いましたが、最終的には事件そのものを殺人を犯した人の苦しみと天秤にかけてポアロは嘘を付きました。

ポアロの心の葛藤がこの小説を読むと、分かり自分だったらどちらを選択するだろうと考えさせられます。

推理小説でありながら、正義とは何かや犯罪被害者の痛みなどを考えさせられる話でした。
多くのポアロのシリーズを読みましたが、このオリエント急行の殺人は最高傑作だと感じました。

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